2018年3月25日日曜日

野球と統計 ~この選手は何点生み出すのか~


久しぶりに指標のお話です。

指標の話の時は知ったかぶったような語り口調ですが、実は僕自身はセイバーについては全然知りません。

調べたばかりの内容を訳知り顔で語っているに過ぎないんです笑

OPSくらいは元々知ってましたからね。

でも今回扱う指標は初めて勉強します。

ご存知の方はタイトルから既にお察しかと思いますが、RCについてまとめてみたいと思います。

今回かなり数式が載りますので、苦手な方はすっ飛ばして読んでくださいm(__)m



まずRCとはRuns Createdの略です。

野球では得点のことを英語でrunといいます。

なんでrunなんだろうと常々不思議に思うのですが、ダイヤモンドを一周走って回ってこれた回数のことを指しているからなのかなって、僕は勝手に推測しています。

ちなみに他のスポーツだとpoint(バスケなど)が使われているみたいです。

そのrunをどれくらいcreated(生み出)したかを指標化したものがRCってわけですね。

  • RCが高い選手
2017年シーズンで最も高いRCをマークした選手は、西武ライオンズ・秋山翔吾選手で、123.31でした。

データ:2017年度パ・リーグ打撃個人成績 RCランキング

RCを1シーズンでその選手が何点生み出したかという指標と解釈すると、秋山選手は昨年123点分の貢献をしたことになります。

143試合で123点なので、ほぼ毎試合1点は取ってくれる選手という風に考えられます。


  • RCの計算式
計算式は複雑ですが、かろうじて当ブログでも掲載できそうです。

Wikiによれば、出塁能力×進塁能力÷出塁機会というコンセプトで作られているようです。

 RC=(A+2.4C)×(B+3C)÷9C-0.9×C

ここでA,B,Cはそれぞれ

A = 安打 + 四球 + 死球 - 盗塁死 - 併殺打
B = 塁打 + 0.26×(四球 + 死球)+0.53×(犠飛 + 犠打)+0.64×盗塁-0.03×三振
C = 打数 + 四球 + 死球 + 犠飛 + 犠打

を表します。

Aが出塁能力、Bが進塁能力(ランナーを進める能力と自身が進む能力)、Cが出塁機会の関係にあるようです。

複雑ではありますが、UZRなどと異なりなんとかアマチュアでも算出できそうな式ですね。



  • RCに関連する指標

RC自体も注目される指標ですが、さらに改良ないし応用された指標がいくつかありますのでピックアップしたいと思います。


RC27

コンセプトは「その打者だけで1~9番までの打順を構成した場合、1試合(27アウト)で何点取れるか」。

 RC27 =27× RC÷(打数-安打+盗塁死+犠打+犠飛+併殺打)

たとえば上記の秋山だと2017年のRC27が8.20!

1試合で8点も取ってくれる計算です。

ピッチャー大助かりですね。

ちなみに昨シーズンRC27が最も高かったのは秋山ではなく、ソフトバンクの柳田で9.17でした。

データ:2017年度パ・リーグ打撃個人成績 RC27ランキング

1~9番まで全員柳田なんて、想像したくもない打線ですね。

むしろよく9点で済むなと思ってしまいます。

15点や20点取られても不思議ではありません。。。


RC+

コンセプトは「リーグの平均的な打者と比較してどれだけの得点をもたらしたか」。

セイバーではちょくちょく「平均的な打者と比較」している気がします。

RC+ = RC-その打者の打席数×リーグ全体のRC÷リーグ全体の打席数

RCは打席数が多いとその分得点を生み出しやすいので、打席数によらないように補正されているんですね。


RCWIN

RCはあくまで「得点」に関する指標でしたが、これを応用して「勝利数」に換算したものがRCWINです。

RCWIN = RC+ ÷ RPW

  ( RPW = 10×√{(リーグ得点+リーグ失点)÷リーグ投球回} 

1勝あたりに必要とされる得点がリーグ、シーズンごとに異なるので、算出はシーズンごと、リーグごとになります。

1シーズンでリーグの平均的な打者と比較し、何勝分もたらしたかを指標化したものってことですね。


XR、XR27、XR+、XRWIN

XRはeXtrapolated Runsの略で、RCの改良版です。

意味合いはRCと同じですが、計算式が異なります。

XR=0.50×単打+0.72×二塁打+1.04×三塁打+1.44×本塁打+0.34×(四球+死球-敬遠四球)
      +0.25×敬遠四球+0.18×盗塁-0.32×盗塁死-0.090×(打数-安打-三振)-0.098×三振
      -0.37×併殺打+0.37×犠飛+0.04×犠打

自分で掲載してていうのもなんですが、読むのも嫌になるような数式ですね…。

ちょっと数式だらけになりますが、目が痛む方はすっ飛ばしてください笑

 XR27 = 27×XR÷(打数-安打+盗塁死+犠打+犠飛+併殺打)

XR+ = XR-その打者の打席数×リーグ全体のXR÷リーグ全体の打席数

XRWIN = XR+ ÷ RPW

  ( RPW = 10×√{(リーグ得点+リーグ失点)÷リーグ投球回} 

この3つについてはRC27、RC+、RCWINの式をXRに置き換えたものって感じですね。



  • XRWINが高かった打者は?
計算式ばかりうるさくてすみませんでした。

最後にXRWINが最も高かった打者の発表です。

秋山か、柳田か、それともセ・リーグの選手なのか…







この男でした!

秋山選手が6.20でトップ。

ちなみに柳田選手は6.19で、その差は0.01!

3位のT-岡田が3.97なので、いかに2人が傑出しているかがわかります。

なおセ・リーグを先ほどから軽視してしまってますが、セ・リーグのトップは丸選手の4.64でした。

野球の神様がいるのなら、なぜ1988~1989年の2年間にポジションの被った凄まじい選手を集中的に生み出したのか、もっと年代を分散させられなかったのかと問い詰めてみたいです。



XRWINベスト10

  セ・リーグ         パ・リーグ

丸佳浩   (広) 4.64   秋山翔吾 (西) 6.20
筒香嘉智  (横) 4.15   柳田悠岐 (ソ) 6.19
鈴木誠也  (広) 3.93   T-岡田 (オ) 3.97
ロペス   (横) 3.25   西川遥輝 (日) 3.60
マギー   (巨) 3.21   デスパイネ(ソ) 3.52
ゲレーロ  (中) 3.14   ウィーラー(楽) 3.44
田中広輔  (広) 3.07   茂木栄五朗(楽) 3.06
バレンティン(ヤ) 2.47   浅村栄斗 (西) 2.93
糸井嘉男  (阪) 2.34   ペゲーロ (楽) 2.84
山田哲人  (ヤ) 2.18   松田宣浩 (ソ) 2.14

(データ参照元)
2017年度セ・リーグ打撃個人成績 XRWINランキング
2017年度パ・リーグ打撃個人成績 XRWINランキング



日ハムの西川選手が予想よりも上位で驚きました(失礼)。

XRWINのランキングはスラッガーばかりにならず、リードオフマンも上位に食い込んでいるので野手の総合指標って感じですね。

余談ですが僕の中で西川は強化版・金子侑って思ってます。

金子侑司にはぜひ西川を超え、守備も磨いて西武のセンターを奪取してもらいたいです!








最後までお読みいただきありがとうざいました。

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